小学校でのミニコンサート

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母校の南子安小学校で、コントラバスとピアノによるミニコンサートを行いました。
ピアノは山本貴美子さん。

3年生~6年生までが1時間ごとに音楽室にやって来て…の、なんと4時間公演です!!

【発見いっぱいコンサート】と、音楽専科の石川真奈美先生がコンサートの名前をつけてくれました♪
今日の苗字は木村ではなく上田です(笑)

まずは、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の1楽章。
チェロ、コントラバスパート以外はピアノに演奏してもらいました。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の1楽章を使って、
コントラバス無しの時と有りの時の音の違いを比べてもらったり、
弦楽器の奏法の一つである、スピッカートについて説明しました。
↓ 弓を跳ねさせているところ。

それから、コントラバスが活躍するクラシック以外の音楽。

ジャズから「イン・ザ・ムード」
タンゴについての説明をしてからの「だんご三兄弟」でみんな笑顔になってくれました。

次は、弦楽器についての説明を。

弦楽器は一体どんな木で作られているのか?などなど。
表板と裏板は使われている木材が違うことや、接着にはニカワという接着剤を使う事も説明しました。
弦楽器職人をやっている主人から、毛替えで不要になった弓の毛(馬のしっぽ)をもらって来まして、
皆に触ってもらいました。

まじまじと見つめる子、においをかいでみる子、色んな子がいました。

コントラバスからヴァイオリンまでの駒も用意し、見てもらいました。

ヴァイオリンは子供用の分数のものも見せたのですが、
コントラバスから段々と小さくなっていく駒に、子供たち、
「小さいー!かわいいー!」と歓声をあげていました(^-^)
駒でここまで盛り上がれるとは、意外だった!

次は、ピアノの伴奏だけを聴いての、動物当てクイズ。

シューベルトの「ます」、サン=サーンスの「象」と「亀」の伴奏を聴いて、何の動物の曲か当ててもらいました。
でも、どこかの学年は、私がぽろっと次の曲名言っちゃって、ばれてしまった(笑)

「亀」を演奏する時に、子供たちに次の事を考えてもらいました。

◎この亀がいるのはどこ?

1.水槽の中
2.小糸川(近所の川です)
3.海

◎亀が泳いでいる水はあたたかい?冷たい?

◎この「亀」という曲は、サン=サーンスが他の曲からメロディーをもらってきました。その曲名は?

演奏し終わった後に、質問についての答えを聞いたのだけれど
色々な答えがあって面白かった!

亀がいるのは水槽。と答えた子に「なんでそう思った?」と聞くと、
「最後の方、(水槽から)出たいな~って…。」という答え。
面白いね。

海と答えた子が圧倒的でした。

水の温度については半々。

「これらは正解というのはなくて、音楽を聴いて何を感じるかが大事。」というお話をしました。

「亀」で使われているメロディについては、なかなか答えの出ない学年もありましたが
段々テンポを速くして弾いたら「あっ!運動会!天国と地獄!」と答えが出てきました。

その後、その「天国と地獄」を演奏したのですが、コントラバスで弾けるように編曲した際に
南子安小学校の校歌を紛れ込ませました。

わかるだろう。と思ったけど、それがなかなかわからない!
何回かその部分だけ弾いたりしたんだけど、天国と地獄のメロディと校歌が同時に鳴っている状態だと、
ちゃんちゃーん、ちゃかちゃか。の方に耳が行ってしまう模様。

コントラバスだけで校歌部分を弾いて、

「あああああああ!!!ええええええ???」といった感じで大変盛り上がってもらえて
こちらも楽しかったです。
もう一回ピアノと一緒に弾いたら「本当だ!校歌だ!」と納得。

最後に、みんなと一緒に「海の声」を演奏して終わりました♪

母校にて、とっても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。

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